[浮くこ] 浮いている。銭湯でこんにちは。意味なす。人々を不眠に陥れると思われがちの妖怪。塩をかけると、どこかへ逃げていく。そうめん流しの際に現れる。取りこぼしのそうめんを食らい、その量が少ないと暴れる。[骸魚(むくろうお)] 暗いところを好む。お友達がほしい妖怪。蛸。[夏草(なつくさ)] 茂る妖怪。[ふわん] ふわふわ浮いたり、暗くて狭いところに入り込むことも。獣武者。不気味玉。黒ひょうたん。[赤ん兵衛(あかんべえ)] あっかんべえ。あんみつはおいしいのみもの。まんじゅう怖い。宝。[首竹(くびたけ)] 竹の首を切ってしまうと、取り憑かれる。その間、無性にたけのこが食べたくなってしまう。[わお] 何かにびっくりしてしまうと、便乗して出てくるという妖怪。見た目や大きさに個体差がある。[闇雲(やみくも)]赤坊主。団子をくらう。肥えた蠅。[旋毛風(つむじかぜ)][おおさんしょう] 水を泳いだり、宙を泳いだり。干支面師「子(ね)」。鼠小僧。[苦瓜(にがうり)] 苦さが売りよ。干支からなる猫。片腹痛し。靴下を片方だけ隠す妖怪。鰻重。[もったり] どこにでも現れる。人目を感じるとふわりと浮いたり、転がったりして逃げる。かとりぶた。[影守宮(かげやもり)] 壁や障子を這う。干支面師「丑(うし)」。玩具屋を営む。[よいしょ] いつの間にか田んぼにいる。この妖怪が現れた田は豊作になるといわれる。田んぼから出ようとせず、人が近づくと消えてしまう。神の類に近く、供物をおいても何も食べない。てんやわんや。カステラに夢中の妖怪たち。[火海牛(ひうみうし)] 海の中でも燃えている。[ひらがなおばけ] へめへめくひひ。干支面師「寅(とら)」。虎面の忍。[潮風獅子(しおかぜしし)] 潮風が吹くところを駆け抜けていく。[赤の他人(あかのたにん)] 誰なのか。にらめっこで赤ちゃんを笑わせる妖怪だが、泣いてしまった赤ちゃんの前には姿を現さなくなるという。気付くといる。じっと見つめてくる。しばらくすると、歩いて帰る。切り落とされた竜の首から毛が生え、そのまま妖怪になった。毛を絡ませて取り憑く。[夜な夜な][下弦月の蛇(かげんづきのへび)] 下弦の月の夜に現れる。お菓子。干支面師「卯(う)」。兎面の子ども。技術を磨き続けてきた散髪妖怪でも、髪が伸びるタイプのお客さんには頭を悩ませる。[白点皇(はくてんこう)] 病に冒されながらも生きた金魚が、やがて妖魚となった。はんぺん。魚肉が好物。密毛。もうカエルになれると勘違いして上陸したおたまじゃくし。干支面師「辰(たつ)」。神社の神主。[絡繰百足(からくりむかで)] ムカデ型のからくり人形が妖怪になったもの。白々しい奴。[どんなもんだ] 一本足の妖怪。よくこける。なにかの骨。[大犬(おおいぬ)] 巨大な犬。人なつこい。[髑髏坊(どくろぼう)] 骨集めが好きな妖怪。[腹立右衛門(はらたちえもん)][かたはばーの] 目玉を食らう妖怪。干支面師「巳(み)」。三味線弾き。妖しき木。[ゆとりびと] 快適な住まいを見つけては勝手にくつろいでいく。[鬼いくら] クセになる食感が妖怪たちに好評。鍬(くわ)。[塵神(ちりがみ)] ちり紙を集める。集めた量が増えるほど巨大化していく。干支面師「午(うま)」。軽々と走る飛脚。頼むと草を刈ったりしてくれる。魚肉を好んで食べる。[手作り狩兵衛(てづくりかりべえ)] 老夫婦が作ったかかしが妖怪になったもの。貝を捕るのが得意。蓑虫。[失礼します]干支面師「未(ひつじ)」。羊面の陰陽師。[逆魂(さかだま)] 逆さ人魂。[火柱虫(ひばしらむし)] 火柱のような妖怪。ご苦労様。干支面師「申(さる)」。猿面尼。見つめられる骨。[多福猿(たふくざる)] お多福面の猿。[こなもん] 美味しい。赤い鼻。干支面師「酉」。弓。宝の持ち腐れ。人の目に多くふれると、黄金色を取り戻す。書く妖怪。小さい。ふんどし。毛。動く一畳。干支面師「戌(いぬ)」。犬若。丸顔。[釣童子(つりどうじ)]釣り好き妖怪。魚を食べて腹いっぱいになると一眠りする。魚が釣れない時は、野菜を食べたりする。[ひょっくり] ひょっこり。山の鬼。[ひゅるり風(ひゅるりかぜ)] 病を運ぶ。干支面師「亥(い)」。猪関。[光線竜(ひかりふぁいばー)]とばっちりを食らわせる。カエルのような大福。あくびをすると、中身のあんこの香りが漂う。