[きょるろけぼっぼぼぼ] なぞむし。[高層蛭(こうそうびる)] 社会人の生気を吸い取り衰弱させる。[ヨアカリダマシ] 夜景に紛れ込むおばけ。[花菓の子(かかのこ)] ばりえいしょん いろいろ。雲。[黒天(こくてん)] 暗雲に紛れて街を見下ろす。雪だるま。ひいらぎ。[かまくら入道(かまくらにゅうどう)] 地面から顔をだしてかまくらになりすます。子どもに玩具配り。袋のものを取ろうとすると、角で攻撃してくる。[皺苦茶(しわくちゃ)] しわくちゃ。小化け。動けなくなる。[鱝のお化け(えいのおばけ)] どろどろどろ…といかにもな音と共に現れる。[天マンタ・天狗鱝(てんまんた・てんぐえい)] 空を飛ぶ巨大エイ。[達磨鱝(だるまえい)] 達磨柄。道中目が合わぬよう。温泉の骨。[殿様飛蝗(とのさまばった)] 殿様。三つ目のお化け。[やしろぬけ]気が早い。狐面の者。[黒狐(くろぎつね)] 闇黒狐。おいで。来年から申年へ。[屠蘇小父(とそおじ)] お正月が待ち遠しい妖怪。除夜の骨。踊らざるをえない猿。[さるもち] 焼いたおもち。[つるもどき] つるのような妖怪。獅子舞妖怪いろいろ。きつねはねつき。初夢食い。[わらぼぼろ] おしゃべり好き。落としたお年玉や、文句をたれる子どものお年玉を奪ってゆく。[食い意地招き猫(くいいじまねきねこ)] 食い意地の張った招き猫。[ふくれもちいるか]酒足らぬ。[鏡封の女(かがみふうじのおんな)] 手鏡に宿る女。人のいない道。金毛猫殿。[一月泥鰌(いちがつどじょう)] 月明かりのまぶしい夜に現れるという。[芹様(せりさま)][薺様(なずなさま)][御行様(ごぎょうさま)][繁縷様(はこべらさま)][仏座様(ほとけのざさま)][菘様(すずなさま)][蘿蔔様(すずしろさま)][山折蛇(やまおりへび)] ひっくり返すと奇声を発するという。[金塗太鼓打(きんぬりたいこうち)] 金のタイコウチ。[赤睨鬼(あかにらみおに)] いちゃもんつけまくり。ねこばけ。角はやわらかい。げすう。[馬兕吉(まじきち)] 地獄勤務 経験あり。[炎天化(えんてんか)] 熱いやつ。[青海牛騙竜海鼠(あおうみうしだましりゅうなまこ)] 暖かい海にあらわれるという。手のひらサイズであるとか、人間の大人をこえる大きさだとか、魚のように泳いで逃げるとか、手で掴むと溶けて消えるなど、話す人によって特徴がバラバラ。[気まぐれ(きまぐれ)] 温泉饅頭を好む。[金太郎飴太郎(きんたろうあめたろう)] 兄弟がたくさんいる。花売りこだぬき。[アカマシ] たわしより小さい。いみもなく。小化け。[大山茶花(おおさざんか)] 大輪。風呂主様。開いたお餅。成犬。[象こけし(ぞうこけし)] ぞうのこけし。[辛姥首(からうばくび)] 料理が好きなのにできなくてお怒り。味にうるさい。[蜜柑鬼(みかんおに)] みかんの鬼。富袋。[嘴尽くし(くちばしづくし)] 恐ろしい声を出すという。人間にとりついてしばらく遊んでもらう。背中から離れると、とりつかれていた人間は元通りの姿になるという。[山蚇(やましゃく)] 山に出現。人間が持ち運んだ食べ物(特に肉類)を横取りする。[項白神(うなじろがみ)] うなじの白さを褒めるとちょっと笑う。手叩き。[芋模字(いももじ)] 放置された書物の妖怪。見ざるをえぬ。聞かざるをえぬ。言わざるをえぬ。[おれまがり][丸顎(まるあご)] 雪降るところに現れる。[蛸のおっちゃん(たこのおっちゃん)] おいしいたこやきを作るおっちゃん。[びゃあびゃあ牛(びゃあびゃあうし)] 急に大声をだすのでびっくりする。[蛙鯰主(あねんぬし)] かえるかなまずか。[獄落城(ごくらくじょう)] 幽霊城。骨の名探偵。[ヨドミ] ある条件を満たした場所に発生するという。[黄金海老握(おうごんえびにぎり)] 食べるとほっぺたが落ちるという。[親傘蛇と子傘蛇(おやがさへびとこがさへび)] 傘差す親子蛇。ねこまんじゅう。すこし臭う卵。聞き神。おどろき。古い社などに住む。[ぬめり石(ぬめりいし)] 床を滑りやすくさせる。退屈そう。[穴底覗き(あなぞこのぞき)] 穴のぞき。火吹き赤猫。ぶがぶが。