[乱胆(らんたん)] 南瓜らんたん。ふじつぼうり。[霜降らし(しもふらし)] 霜。平らな獣。[にわか銀杏(にわかいちょう)] にわかに色づいて。青木葉木菟。化け猫の木工玩具。河豚。冷気。細身の黒鬼。波紋尻尾。冬着の蠅。[喫茶化茶丸(きっさばけちゃまる)] うごくカフェ。[うれがき] 熟れた柿。茸首。[おとよ] 時々ぺちゃくちゃ言うかかし。ひんやり。[大大根様(おおだいこんさま)]すみたれ。半笑い、半般若。寒いので鍋でも。つぼ。[化稚魚(ばけちぎょ)] 巨大稚魚。がらがら。[どろろ火(どろろび)] 怨念火。なにものなのか。[猫招き小判(ねこまねきこばん)]いつでも成仏できるので今を楽しもう。てい。[頬柿(ほほがき)] 柿をたくさん食べる妖怪。木からもいで食べたり、人家へ侵入して柿を盗み取ったりもする。みかんは苦手。[化柿蔕(ばけしてい)] 柿のへた。[一ツ目豆腐(ひとつめどうふ)] ひとくちサイズ。ぼろ紙かぶり。[十ノ目蛾(とおのめが)] 金色毛虫。青蓑。土製おいぬ。焼芋。[吊猫(つるしねこ)] ぶら下がる猫。ひっかいてくるので危険。[手噛笊(てかみざる)] 手を近づけると、噛みついてくるので危険。取り憑かれると、やる事がたくさんあるのに暇に感じてしまうので、危険。顰。細枝女。柿ピー。[鬼火鍋(おにびなべ)] 食材を自ら調達する、熱々の鍋。迷い込んだ先で。日差しも雨も、いやだのう。[怖柿(こわがき)] あやしい柿の木。[なめ蠣(なめがき)] 這う牡蠣。絶対に口にしてはいけないという。[おかき男(おかきおとこ)] おかき野郎。うずきよ。甘くて美味しいらしい。雲に化ける妖怪と、乗る鬼。[火吹きぼたちく(ひふきぼたちく)] ぼたちく。ばってん頭。他の生物に対して攻撃的。[そこ] そこのむし。卵様。カラリン。磯っ子。ふたを開ければ長い首。押し散らかす判子。もう少しで封印を破れそうな妖怪。先に倒れた方が晩飯おごりね!やあ、じつにおいしいですね。[狐茄子(きつねなす)] 狐つのなす。[子生狐茄子(こなりきつねなす)] 狐つのなすの親玉。しっぽから落ちた実は、やがて体を生やして動きだす。[きつねあげ]パスタ妖怪いろいろ。[ばけぱすた] ゆで時間をまちがえすぎて。頬膨らまし。持ちすぎたのかもしれぬな。[へととんぼ] 怪蜻蛉。雪のかたまりに潜む。蛸墨の壷。いぬお。[蛇憑きの猫(へびつきのねこ)] 蛇とりついちゃった招き猫。[アオザカナ]ぬけがら。[醤油鼻タレ(しょうゆはなたれ)] 醤油が鼻からたれる。五つ目にやり。[ウズガイ] 謎の貝。防衛本能。呪印。[ヒレニラミ] 空中も泳ぐ魚。目玉の模様は開いたり閉じたりする。ちくわが好物で、一度与えてしまうとずっとついてくる。[底法師(そこぼうし)] よく道端に立っている。目の前を通ろうとすると、ボソボソ、と何かをつぶやく。[相太次郎(しょうたじろう)] 二つで一人。[馬陸女(やすでおんな)] やすで女。お団子やあんみつを食べた後は、幸せそうにまったりしている。ぎゃぎゅぎょ!火がのびる。[ひらたむかで]銅。[幽天(ゆうてん)] ゆらゆら飛ぶ子どものような妖怪。ニクシ。怒れる犬。ひへへ。[おたま面(おたまめん)] お面をつけた妖怪。術のようなもので、池にいるおたまじゃくしを空中でも泳げるようにする。ふたとんじまったい。書き散らかす筆。丸顔の蛇。実は妖怪らしい。